【 ハイブランド・ヒストリー 】PRADA

ヒストリー

皆さん、こんにちは。 アレッタ by サンエーの中村です。

ブランドに歴史あり。
今回のブログは、アレッタでお取り扱いしているハイブランドの歴史をつづりながら、その良さを皆様にお伝えしてまいります。

名付けて【 ハイブランド・ヒストリー 】

といっても、そこはアレッタ。 堅苦しくなく、不定期でゆる~く書いていきたいと思います。
第1回目は、アレッタでも人気の高い PRADA(プラダ )をご紹介させて頂きますのでご興味ある方はお付き合いくださいませ。

ところで皆さまは、PRADA(プラダ)でイメージするアイテムは何がありますか?
財布、バッグ、キーケースといったところでしょうか?
お客様が、アレッタでお買い物をされる際にでるキーワードも、やはり財布、バッグ、キーケースの順番で人気があります。

ではなぜPRADA(プラダ)で財布、バッグ、キーケースを探されている方が多いのでしょうか??
それはPRADA(プラダ)の歴史に答えがあるのかもしれません。

そこで、まずはPRADA(プラダ)とは? を書いていきたいと思います。

PRADA(プラダ)の歴史

プラダの創業は意外?と古く、1913年にイタリアのミラノでスタートをしました。
創業当初は なめし革を専門に扱い、高級革製品を製造していた皮革製品のお店だったそうです。
今でも、プラダの本店は「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」で営業をしています。
ミラノに行けば必ずと言っていいほど観光される、超有名なアーケードですね~。

年代的からみても当然ですが、プラダはミウッチャ・プラダが創立している訳ではなく、彼女の祖父であるマリオ・プラダ、そしてその弟のマルティーノ・プラダの2人が「 Fratelli Prada(プラダ兄弟)」の名前で創めたブランドなんです。

創業当時は、クロコダイル、パイソン、象やセイウチなど、世界中から珍しい素材や質の高い皮を集め、ラグジュアリーで豪華な、注目のお店だったそうです。

そして大人気となった「プラダ兄弟」は、なんと1919年にイタリアのサヴォイア王家ご用達のお店になりました。

ここまでは順風満帆なプラダでしたが、世は第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての激動な時代。
ミラノ本店が爆撃の被害にあうなど不遇な時代を経て、1958年にはマリオ・プラダが他界。
ブランドは低迷期を迎えます。
プラダの顔、ミウッチャ・プラダが登場するのは、1978年まで待たなければなりません。

ミウッチャ・プラダの時代

冒頭で「プラダと言えば思いつくアイテム」について質問を致しましたが、ブランド全体のイメージで思いつくものと言えば…
そうです。 あの有名なナイロン素材に逆三角形のプレートですよね?
あのプラダのアイコンをデザインし、世に送りだしたのが、ミウッチャ・プラダその人です。

当時彼女は「フォーマルで、おしとやかで、伝統的で、古くさい」バッグのデザインを嫌い、軍隊向けにパラシュートを製造している工場から、工業用素材のナイロン(ポコノ)を採用して、当時では斬新だったナイロン製のバックパックを発表します。

今でこそポピュラーなナイロンバッグですが、その当時、高級品であるブランドバッグをナイロン素材で作るという発想は、まさに突飛で、プラダの社内でも賛否両論だったそうです。

そして、その人気に火が付くまでには、更なる年月がかかります。

徐々に人気が出始めたのは、イタリア・ローマにある超有名セレクトショップで取り扱われるようになってからの事。

それまでもベルトなどを取り扱い、そのショップのお客様には名前が通っていましたが、このナイロンバッグをセレクトし販売した結果、話題となり大注目され、今のメジャーなブランドにまで成長するきっかけとなったそうです。
*ちなみにこのお話は、ローマへ出張の際にそのショップのスタッフから聞いたお話です。

日本では、逆三角形のブランドロゴが若い女性を中心に大人気となりました。
流行りましたよね~。

私が当時付き合っていた彼女も良く…  大変失礼をいたしました。
これはまた別のお話ですね。(笑)

それからの躍進は、皆さまご存知の通りです。

1982年にシューズ、1989年にレディースのアパレル、1993年 MIUMIU(ミュウミュウ)を設立し、1994年にはメンズラインをスタート。
*MIU MIUのブランド名は、ミウッチャ・プラダの幼少時代からのニックネームが語源となっています。

1996年、「ポコノ」を使用したアイテムのバリエーションが発表となり、事業規模を拡大しました。
2006年公開のハリウッド映画「プラダを着た悪魔」も、ブランドの認知度をさらに爆上げする要因になったと思います。

あまり(ほとんど)姿を見せず、ランウェイでもすぐ引っ込んでしまうミウッチャですが、現在はご主人のパトリツィオ・ベルテッリ氏がプラダのCEOに就任。

自身はプラダのデザイナーとして、活動を続けています。

プラダのアイテムが愛される理由

長い歴史と紆余曲折を経て、現在のハイブランドにまで上り詰めたプラダ。
それにはデザイナーであるミウッチャ・プラダの存在と、周り人々を「WOW」と言わせる発想、感性があっての事なんですね~。

ミウッチャの登場によってプラダが大人気になるのは、必然だったのかもしれません。
でも、「お財布とかキーケース、特にバッグはナイロンよりもレザーの方が多くない?」

そうなんです。
プラダのお財布で人気なのは、ナイロンを使用してるモデルよりも、レザータイプの方が圧倒的です!
それは、創業当初から受け継がれるモノ作りが関係しているからなんです。

創業当初のプラダは革製品の専門店だったとご説明しましたが、レザー製品のモノ作りこそプラダの人気を支えていると思います。

レザー製品の人気の理由、それはプラダの革製品の特長、使っている素材にあるのではないでしょうか。
プラダの多くの製品には、サフィアーノレザー(サフィアノメタルオロ)が使われています。
サフィアーノレザーとは、生後6か月以内の子牛の皮(カーフスキン)に型押しをしたレザーの事です。

プラダだけに使用されている素材ではないので、他のブランドでも見たことがあるかと思いますが、今やプラダの代名詞的素材になっています。

もともと、きめの細かい肌触りのカーフレザーに型押しを施すことで、ヨゴレが付きにくく、キズが付きにくいという特性が生まれます。

さらに、サフィアーノレザーは触り心地に張りがあり、光沢もあるので高級感があります。 また、見た目とは違い軽くて、撥水性も兼ね備えているなど高品質! 日常よく使われる財布・バッグなんかには持って来いなんですね~。
特に女性にはウレシイ素材なのではないでしょうか?

また、カラーリングもベーシックなブラックから、鮮やかなビビットカラーまで多色展開なのも、人気のポイントになっていると思います。

カラーには独特のネーミングがされていて、通常なら赤はイタリア語でロッソ、紺色ならマリーナといった表記になりますが、プラダだと赤はフォーコ(火)、紺ならバルティコ(バルト海)といった、しゃれ~たネーミングとなっております。

しかも赤だけでも単色ではなく数バリエーションがあり、豊富なカラーリングの分、他の人が使ってるプラダと被らずにすむんですよね。

実は、ここ数年のプラダはナイロンを使用したアイテムよりも、レザー製品のラインナップの方が多いんです。

もちろん、サフィアーノレザーの様な「ざらざらした感触はイヤ!」という方もいらっしゃるかと思います。

そんな時は、型押しのないスムースタイプもあるので、好みに合わせて選べますよ。

やっぱりナイロン素材が大好き♡

モチロン、ポコノナイロンを使用しているタイプも、お手入れしやすくて人気なのをお忘れなく!

「最初に買ったバッグがナイロンだった♪」「お手入れしやすいし、どんなに使ってもへこたれないのが良い」などなど…

相変わらずナイロン人気が絶大なプラダ。
特に最初に発表されたバックパックのシリーズは、今でも根強い人気があります。

さすがに元々は、工業用防水ナイロン生地なだけあって、防水性・耐水性が高く軽量。

しかもデザインの良さが際立っていますよね~。

オリジナリティにがあって、全く飽きさせないデザインだと思います。

例えば小物入れに使用するポーチでも、この可愛さ♪ アレッタでも入荷すると、早々に完売するアイテムです。

その他人気のアイテム

レザーやナイロンを使ったモデルにも、人気アイテムが存在します。

それがプラダの「 カナパ 」シリーズです!

2010年からスタートしたこのシリーズは、毎年新しいデザインが登場する大人気アイテムです。

なんといってもデザインの可愛らしさ。

それに加え、収納力の高さも人気のポイント!

サイドスナップで調整も可能。
内側にはファスナーポケット、オープンポケットがついているので整理整頓もたやすく、さらに取り外し可能なショルダーのストラップがついているので、使い心地バツグン。

トートバッグ・ハンドバッグの2WAYバッグとして楽しめますよ。

人気モデルや芸能人の方など、セレブな方もご愛用なカナパですが、キャンバス地を使用しているので、プライスは比較的リーズナブルになっています!

そういった部分も人気のある秘訣かもしれませんね~。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

プラダのご紹介には、どれだけ時間があっても足りない位のヒストリーやアイテムがあります。
やはり世界中の人々から愛されるブランドには、長い歴史とクオリティーの高さが備わっていまるんですね~。

今も現役で、モード界に新しい扉を開き続けている ミウッチャ・プラダ。
改めて私もプラダのファンになりました。

このブログを読まれて、プラダに少しでも興味を持っていただければ幸いです。
以上、足早でございましたが、プラダの歴史をご説明させて頂きました。

今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました